忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

私が会社の同僚のTちゃんに連れられて、出会ったのは、
Fさんという私の母と同じくらいの年頃の女性でした。
だんなさんを何年か前に亡くし、子供がいないかわりに、
自分の周りに集まってくる若い子たちに関わることを生きがいにしているようでした。
でも、老若男女、人が集まり賑わっています。
サロンみたいに、人が集まって、お茶を飲んでおしゃべりしてるの。
なんだか、とっても温かくウェルカムな雰囲気のところ。

Fさんは、ひと目見て、「あ、お地蔵様だ!」と思った。
そのような丸いお顔で、そのような体型で、そのような優しい笑顔なんですって。ほんとに。
「Tちゃんから聞きました。千手観音様と出会われたのですって?
私は、夢の中で地蔵菩薩と出会ったのよ。」(あ、やっぱり)
Fさんは、四柱推命という占いをする先生に出会って、神仏に出会うようになったと言った。
それから、私たちは夜中まで神さまについて語り合った。
私には生まれて初めてのことでした。
感じたままに、神さまのことを話し、それを自然に受け止め、共感してくれて、
さらに似たような体験をし、それについて勉強したりしているFさんとの会話。
だから、堰を切ったように、尽きることなく話すことがありました。
Fさんは、「現世での年齢ではないのね。今は若いけれど、
私よりも魂のお年はおねえさんのように感じるわ」と言ってくれ、
子供のような年齢の私を、対等に扱って語り合ってくれました。
Fさんと出会えたことが、とても嬉しかった。
そんなFさんの家へ、私も事あるごとに立ち寄るようになった。

話題は、よく四柱推命の先生のことになりました。
占いを超えた霊感のある先生で、お会いするだけで感動するという。
でも、当時私は占いにも懐疑的だった。それまで、あんまり当たっていると思ったことがないのだもの。
実は中学の頃からまったく生年月日の同じ仲のよい友人がいるのだけど、
彼女と私は、似ているところはあるけれど、性格も環境も、まったく違うの。
彼女は私のように、見えないものを感じることはないし、神さまの話もピンとこないようだった。
雑誌などの占いを見ても、私の疑問に答えてくれそうなものは占いに感じたことはなかった。
だから、先生のことも、会ってもいないから解からないなあ、なんて思っていた。

ところが、ある時、Fさんから電話が来た。
先生に私の話をしたところ、とても縁があるのを感じるから、
ぜひ鑑定してみたい。無料でいいから生年月日を教えてもらえないかと言われた。
ちょっとびっくりした。でもまあ、無料ならばと生年月日を教えた。

しばらくすると、一本のカセットテープと鑑定書の入った封筒を渡された。
鑑定書は偏印とか比肩とか、訳のわからない漢字が並んでいて、まったく理解できなかった。
カセットテープは、そんなに年でもない男性の声だった。
先生は女性でFさんよりも年上と聞いていたから、大勢いるという先生のお弟子さんの一人のようだ。
そして、カセットテープには、
「あなたは普通の人よりもエネルギーの強い人だと思います。
例えるなら、4つ位ターボが余分についているような感じで、
たぶん、前世で修行僧のようなことをされていたのだと思います。
そして、霊的な力や芸術的な感性が強いと思われます」というようなことが入っていました。
驚いたのは、「たぶんお母さまとは、小さい頃に死別か生別されておられて、
義理のお母さまに育てられたのではありませんか?」
と言っていることです。このことはまだFさんにも話してはいなかったと思います。
「孤独の暗示がありますから、寂しいと思われることが多くあったと思います。
自分のことを上手く話すことが出来ないということもありますね。」ということも、
当たっていて驚きました。
その他の内容も、言い当てられてびっくりすることばかりで、
私は初めて四柱推命ってすごい占いだわー、と占いについての考えが変わりました。
先生に会えるのがとても楽しみになってきました。

先生の事務所は遠方にあって、Fさんは最初、先生の事務所に
出向いて何人も何十人も紹介しているうちに、
二ヶ月に一度二日だけ、先生が来てくれるようになり、
無料で自宅を開放していたのです。
先生は大勢の人を鑑定するために、何人かのお弟子さんを伴ってやってくるのだと言う事でした。
次に先生たちが見えるのは、二週間ほど後のことでした。

 

PR
16  15  14  13  11  10  9  8  7  6  5 
ブログ内検索
カウンター
読み解きに役立つ本です!








【share】 する
クリックしてね

忍者ブログ [PR]