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前世の母や夫よりも、自分に近い人とも、同じ時に出会っていました。
先生のお弟子さんで、あの時、先生よりも先に改札口から出てきたんです。
その人とは先生よりも一瞬前に会っていたということになります。
そして、ひと目見て懐かしいと感じた。やっと会えたって。
意味のないことって、ほんとうにないんだなあ。

年の頃は私よりも5つ位上だったので、お兄さんのような感じでした。
実は、ちょっと違ったんだけどね。
nobuくんと呼ばれる彼は、元は先生のお客さんの息子で、
お母さんに連れてこられて、先生の元に来たそうです。
その時、白血病で余命幾許もないという状態で、
先生はnobuくんに縁を感じるからと手元に引き取り、先生の側にいるうちに
nobuくんは奇跡的に回復し、それから弟子になったのだと聞いています。

nobuくんとは、すぐにはどんな縁なのかは分かりませんでした。

ある日、先生とNさんとみんなで瞑想をしていた時、
隣に座っていたのはnobuくんだった。
その時もまた私が昂揚して泣いていると、nobuくんが肩を抱いて手を握っていてくれた。
その時、不思議なことが起こった。
私たちは同じビジョンを見ていた。同じように宇宙を見て、同じことを感じていた。

瞑想から解けた時、「僕たち分け御霊だったね」とnobuくんが言った。
私たちを見ていた先生とNさんが”ワケミタマ”について説明してくれた。
それはひとつの魂がふたつに分かれたということ。
nobuくんと私は、元は同じ魂だった。私にも感じられた。
一卵性の双子のように、ひとつの魂から分かれた、もうひとりの自分。
「僕の方が弟だよ。おねえちゃん。」とnobuくんはふざけて言ったけど、
たしかに一瞬、私の方が先に生まれているみたいだ。

魂が分裂するなんてことを、この時初めて知った。
それはひとつの魂がもっともっと学びたいと願った結果だった。
もっと多くの体験を重ねたいと願った。私たちは。

そして、その体験を魂のもとの宇宙の光の中へ、神さまのもとへ持って帰る。
神さまはもっと豊かに光り輝く。体験が増えることで。
だから、同じ体験はひとつとしてない。
似ていることがあったとしても、まったく同じということはない。
魂の数だけ、ちがう体験があるってこと。
だから、私たちは誰一人同じじゃない。みんな違う。
みんな神さまに必要とされている。
みんな違う、でも、みんな等しく大事。

どこにいようと、どうなっていようと、私が本当にひとりじゃないと、
寂しくないと思えるようになったのは、
nobuくんに会ってからだった。
どこにいても離れていても、nobuくんの存在は私の救いになった。

ちなみに、nobuくんに恋愛感情とかはなかったなぁ。
だって、自分なんだもん。
兄弟のような感じに近いですね。

私はだれよりも自分に近い人と出会ったことで、
逆説的にもうひとつのことを知る。

どんなに憎んでいる人も、許せないと思う人も、
どれほど自分と遠いと感じる人も、
実は繋がっている。神さまを通して。

クリスチャンの言う、人はみな兄弟というのはそういうことなんだと思う。

ただ、これだけの多様な多くの人類が生まれているこの世界で、
出会えて、関われる人はとても限られている。
それも深く関わる人は、生まれる前に人生のプログラムを決める時に
修行をする相手として約束をした特別な人です。

共有する時間は一瞬のこともあれば、一生のこともある。
それは、どれだけその約束が果たされたかによるのです。

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